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株/投資/ヘッジファンド/きまぐれぽんた

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株式コメント


株式市場勝手な個人的見通し

米国ではブッシュ政権第2期1年目の年で、双子の赤字解消へ向けた取り組みが
来年の重要な課題となり、今後も適正なペースでの利上げが継続するものと
思われる。また日米金利格差拡大がドルの下支え要因となるのではないかと
予想される。2005年の景気は多少減速するのではないか、という意見もあるが、
企業業績も4期連続の増益が見込まれる。

国内の景気は年前半に減速するのではないか、というのがマーケットのコンセンサス
となっている。1月1日から所得税の老年者控除が廃止され、公的年金等控除が
縮小されるのも痛い。IT在庫調整の一巡や年後半からの米国経済の回復期待、
国内民間企業の需要の持ち直しが見込まれ、年後半以降は景気が上向くとの
期待もある。

主なイベントの中から個人的興味のあるものを拾ってみると、来年初旬には東証が
全上場企業に対して決算内容や適時開示について宣誓書提出を義務付け。2月
16日には京都議定書発効、17日には中部国際空港開港、3月25日から9月
25日まで愛知万博開催、3月末には産業再生機構による債権買取が終了予定、
4月1日からペイオフ全面解禁と個人情報保護法の全面施行、さらに4月には
国民年金保険料と雇用保険料引き上げも。その後の予定は未定なものも多いが、
9月12日には、香港のディズニーランド開園、10月には郵便局での投資信託
販売開始、更に月末はTOPIX浮動株調整の第1回目が行われる。などと
言ったところか。


景気動向のみならず、2005年には、通常国会に株式交換の緩和など、商法
改正案が提出される予定で、外資の国内企業買収がより容易になる。これに
伴い、外資と国内企業とのジョイントベンチャーや買収・TOBなどが増えるかも
しれない。また来年度より減損会計適用が義務付けられる。これにともなって、
特別損失を計上する企業が増えるため、(今期適用している企業も多く見られるが)
経常利益に比べて、純利益やEPSが低く抑えられるケースが見られるだろう。
その反面、日本企業の透明性が高まり、新たな企業価値が見直され、日本
企業はこれまで以上に株価・株主価値を意識した経営が求められる。

2004年の新規公開は175社、2003年の121社から大幅増加となった。このうち、
初値が公開価格を下回った会社は7社のみで、IPOへの参加で着実に
パフォーマンスが稼げた実態が浮かび上がってくる。特に7月の1ヶ月を取り
出して見ると15社の平均初値上昇率は、公開価格の実に3倍にもなった。IPO
銘柄をうまく選別できるかどうか、参加できるかどうかによってかなりの
パフォーマンスの差を産んだ。これを機にIPO銘柄のリサーチを強化し、
ブックビルディング段階から、プラチナ会員・有料会員向けにコメントしていく
ようなので、期待していてください。みんなが効率よくお小遣いが稼げる
IPOに参加できれば、と思っての新たな試み。


1994年以後、日経ジャスダック平均の月間騰落率は、例年年前半の
パフォーマンスがよい。1月は陽線となる確率が64%と1年のうちで4月の
82%についで2番目に高い。1949年以後の日経平均の勝率を調べてみると、
1月の勝率は唯一7割を超えている。過去55年の歴史のなかでこの勝率は
かなりのもの。1月月初に投資をすると、平均で7割の銘柄がプラスになると
いうことだから。

2005年は東証再開以来5回目の酉年である。他の干支と比べた酉年の
パフォーマンスは特筆に値しないが、酉年に限ってみてみると、月間
パフォーマンスは1月、3月、4月、8月、12月に高いというデータが出てくる。
これも過去4回の平均なので、母数が少ないといえばそれまでだが。

と勝手につらつらと書いております。今年は昨年以上にいい年にしたいですね。


2005年投資テーマ

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